好きなことを仕事に。
成長できる環境が、ここにある。
関口 健太郎
所属:製造技術部
入社年:2007年4月
出身:東京都葛飾区
卒業学部:メカニカル3DCAD科
好きなことを仕事に。
成長できる環境が、ここにある。
関口 健太郎
所属:製造技術部
入社年:2007年4月
出身:東京都葛飾区
卒業学部:メカニカル3DCAD科
手先を動かすのが好きで、就職活動中は町工場のようなところで汎用フライス盤や旋盤などの工作機械を操作してモノづくりする仕事に就きたいと考えていました。
工場で何かを作るといっても、いろいろなジャンルがありますが、常に違うものや複雑な製品に携われる会社に憧れていました。そうした点でフジは、金型製作という機械産業界の先端で幅広い仕事に携われますから、私には適していたと思います。
大きな会社ではありませんが、フジには3DCADによる設計やさまざまな工作機械を使った切削加工で高い技術を要していることが、会社見学などを通じてわかりました。それに、学生時代に学んだ知識を生かせるという想いもありました。
現在は、肉盛溶接技術の付加価値を高めるための技術開発をメインに手掛けています。溶接と聞くと、熱で溶かした部品同士を接合するイメージがあると思いますが、肉盛溶接は金型の表面に金属を盛り付け、切削や放電加工により希望の形に仕上げる溶接作業です。主に金型の形状を変更したいときや摩耗を修理したいときに使われます。
金型の素材となる工具鋼には熱処理や表面処理がされており、溶接作業がとてもシビア。材質の特性がわからず溶接部にクラックが入ったり熱で変形したりと、デリケートな作業が多いです。ちょっとしたミスでも、その金型自体が不良品になってしまいます。
私はこの仕事に就くまでに多種多様な工作機械の扱いを習得し、またCAM部門でマシニングセンタを動かすNC加工プログラムを作成するなど、さまざまな経験を積んできました。その経験を生かし、溶接作業に使用する治具や自社設備の設計製作をしつつ、仕事を進めています。
ある自動車メーカーからの依頼で、非常に難度の高い加工を請け負ったときのことです。その加工は従来の方法では満足する結果が得られず、新しい設備を開発して試す必要がありました。購買部門に依頼して部材を用意し、改良とテストを何度も重ね、とても苦労しましたが、作業効率のよい有用な工法を確立し、なんとか実用化にたどり着けたのです。
完成した製品はお客様からの評判も良く、その後も高度な加工について当社にご依頼いただけるようになりました。また、これがきっかけでお客様の工場で開かれる講習会に招かれ、情報交換を兼ねた技術者同士の交流ができたのは楽しい思い出です。
フジには、自分の意見を比較的に通せる職場環境があります。こうした環境だと安心して仕事に取り組めますし、自分の得意なことや好きなことが力となり結果を出せる人間に成長できると思います。
手先を使う仕事なのでセンスが問われますが、仕事を重ねるうちに幅広い技術やスキルが身につき、新しいアイデアも湧いてくるようになったいま、成長した自分を感じます。
みんなが仕事に集中しているときは、すごく静かな職場です。といっても、ピリピリしているわけではなく、声をかければ普通に会話をしますし、わからないことを尋ねたりアドバイスをしたりと密にコミュニケーションを取っています。
私は休憩中、一人でのんびり過ごすことが多いですが、みんなと雑談したり相談したりすることもあります。飲み会などもありますが、そのときは自主参加。馴れ合いを強要されるようなことはありませんから、マイペースな方にも適した会社だと思います。
入社したばかりのころは知識が乏しく不安に感じることもありましたが、先輩社員がいろいろ教えてくれたり、「よしやろう」と手を貸してくれたりと、寄り添ってくれました。
私は「あれこれ知りたい」とうるさい人間でしたので、よく構ってくれたなと感謝しています。
これからも、フジのチームワークで常に変化する時代に合わせた発想のもと、世界中に金型を提供し続けたいと思います。
プライベートでは、家族とゆったり過ごせる家を建てました。子どもがまだ小さいので、休日などオフの時間も大切にしていきたいです。
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