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| 株式会社フジ|鋳造用金型、各種治具の設計・製作の株式会社フジ

タングステンってどんな金属? 切削加工できるの?

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タングステンは金属のうちでは最も融点が高く非常に硬度が高いため、高級な切削用工具に用いられる。
比重が大きく、高い硬度を持つため砲弾、特に対戦車、対艦船用の徹甲弾に用いられたりする。比重が金に近いことから、金の延べ板の偽造に用いられることがある。さらに、高温強度が強く、熱膨張係数は金属のうちでは最も小さいため、耐熱性の要求される分野でも用いられる。

引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

株式会社フジでは、難削材に位置づけされているタングステンの加工技術を開発し、形状加工から穴加工、タップ加工まで切削加工する事に成功しています。

金型の摩耗しやすい部品にタングステンを用いる事で金型の長寿命化に貢献しています。
(低圧力鋳造型、中子造型のシリンダーヘッド、シリンダーブロック、などに使用)

これまでに培ってきた経験とノウハウを少しご紹介します。

①熱膨張の違いに注意

タングステンは熱膨張係数が小さい金属です。たとえばアルミ鋳造用金型の本体をダイス鋼(SKD61)として摩耗しやすい部品をタングステンにします。2つの金属の熱膨張係数が異なるため、型温が上昇すると徐々に境目に隙間が生じてきます。そこに溶けたアルミが流れ込んでしまうケースがあります。

②衝撃に弱い

タングステンは耐熱・耐摩耗に優れていますが、衝撃には弱い特性があります。
ハンマーなどで叩いて部品を外そうとすると部品を壊してしまう事もあります。

※タングステン部品は長寿命化は実現できますが特性をよく理解して使用することをお勧めします。


【フジが協力できること】
当社は鋳造用金型設計製作をメイン事業としておりますが、部品加工・試作事業も展開しております。

タングステンなどの難削材の部品加工、冷間鍛造に使用される高硬度部品(HRC65〜)なども承ります。
形状によりますが基本的には直彫りで推進しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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