中子とは?中子型の構造について
目次
4、中子造型機の種類
5、V-TOP型の構造
6、V-TOP型の造型工程
1、中子とは?
鋳物の中空部を作るための鋳型のこと。 主型にセットするため、巾木を設ける。
2、中子型とは?
一般的に、シェルモールド法によって作る金型である。
3、シェルモールド法とは?
約300℃に加熱した金型に1~5kgf/cm^2の空気圧を加えて
RCS (レジンコーテッドサンド) を充填して造型する方式。
鋳型の厚さを5mm程度で排砂すれば貝殻状の鋳型となる。
4、中子造型機の種類
中子造型機には、垂直割型 (V-TOP) と水平割型 (H-TOP) がある。
今回はその中で、V-TOP型の構造をご説明いたします。
5、V-TOP型の構造
①固定側キャビティー
②可動側キャビティー
③固定側取付板
④可動側取付板
⑤固定側押出板
⑥可動側押出板
⑦固定側リターンピン
⑧可動側リターンピン
⑨固定側押出ピン
⑩可動側押出ピン
⑪ブロープレート
6、V-TOP型の造型工程
①可動型を移動して型締め。
②ブローイング
③キュアリング
④金型を反転して硬化してない砂を抜く。
⑤可動型を型開き。 (可動型が開くと同時に固定側押出板が押され砂が可動型についていく)
⑥中子を押し出す。 (可動型がストロークエンドまで下がると可動側押出板が押され砂を押し出す)
株式会社フジでは、この中子型の設計・製作を得意としております。
お困りごとが御座いましたら、お気軽にお問い合わせください。
次回はH-TOP型の構造をご説明します。