ネジとは?ボルトとは?金型部品の固定方法

目次
1、ネジとは
ネジとは、らせん状の溝のあるものの総称である。物を締め付けるのに使う。
らせん状の溝が外側に付いたものをおねじと言い 内側に付いたものをめねじと言う。
2、ボルトとは
ボルトとはおねじのことを言う。
ただし、8mm以下のおねじを小ねじという。
3、ボルトの種類
六角ボルト
頭部が正六角柱になったボルト。
六角形の部分をスパナを使用して締め付ける。
六角穴付ボルト
頭部が円筒形で六角形の穴があるボルト。
穴に合わせた六角棒レンチを使用して締め付ける。
小ねじ(ビス)
頭部がなべ形、皿形等で直線の溝もしくは十字穴があり ドライバーで締め付ける。
アイボルト
頭部がリングになっているボルト。
吊り上げ用として使用。
上記は、金型でよく使われるボルトの種類です。
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4、ボルトの材質
SCM435
クロムモリブデン鋼 高強度である。
通常使用している強度区分12.9は引張強さ:1200N/mm^2 耐力:1080N/mm^2
SUSXM7
SUS304を加工し易くしたオーステナイト系ステンレス
通常使用している強度区分A2-70は引張強さ:700N/mm^2 耐力:450N/mm^2
インコネル
ニッケル合金
耐熱性に優れている。(600°C以上)
上記は、金型でよく使われるボルトの材質です
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5、ボルトの引っ張り強さ計算方法
ボルトに作用する軸方向の引張荷重:W
ねじの有効断面積:As としたとき
ボルトに生じる引張応力:σ は
σ=W/As として計算する。
上記で計算した引張応力σが安全か否かを許容応力σaを計算する。
例えば、六角穴付ボルト強度区分12.9を使用した場合
σa=σx0.4=1200x0.4=480N/mm^2
ボルトに生じる引張応力σが480N/mm^2以下ならば安全となる。
引用:日本建築学会 鋼構造設計規準
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